クレジットカードの現金化って?
「クレジットカードのショッピング枠を現金化」の文字を、最近インターネット上でもよく目にすると思います。
これはその名の通り、クレジットカードのショッピング枠を利用して現金を手にするシステムです。
通常、クレジットカードには元からキャッシング枠が付いています。
キャッシング枠を使い切るとそれ以上お金を借りることはできませんが、キャッシング枠が一杯でもショッピング枠が残っていればカードで買い物はできます。
そこで金券等の換金性の高い物を買って売れば、100%とは言わないまでも、買った額にかなり近い現金を手にすることができます。
しかし当然のことながら、カードで買った分は後で返済しなければなりませんので、実質的にはお金を借りているのと同じです。
たとえばこういう場合
ショッピング枠 100万円
キャッシュバック率 9割(90%)
カードの引き落とし日 2ヶ月先(商品代金を支払う日)
と言うことはつまり、
90万円借りて、
二ヶ月後には100万円にして返さなければならない
という事です。
2ヶ月で90万が100万になるから、この期間の利息は約11.1%。
2ヶ月で11%ということは、12ヶ月にすると66%。
年利66%で借りているのと同じことになります。
法で定められている金利のなんと三倍以上!
これは業者の謳い文句にあるような『おいしい話』では決してないことが解ると思います。
どうしても現金が必要な時は、正規の金融会社で借りれる所がありますので、そこから借りることをお勧めします。
クレジットカード現金化は規約違反!
クレジットカード会社の会員規約には、クレジットカードを換金目的で利用しないことが定められています。
つまり、キャッシングでなくショッピング枠で現金を手にしようとすることは、カード会社の会員規約に違反することになります。